ミツカワです。
新年早々、悩んでおります。
とはいっても、その悩みは今に始まったことではなく、大袈裟に言えば僕が初めて曲を作った時から続いている悩みなのです。
それは端的に言って
「自分が作りたい音は(結果的に)ライブ演奏向きではない」
ということに尽きます。
ピンとこないかもしれません。
現在のテクノロジーなら再現出来ない音なんて無いだろう?、と。
はい。技術的には問題ありません。
問題はミツカワの嗜好性というか アレな性格にある んですよ。
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少し回り道ですが、最新曲の「深海 〜 夜毎、降りてくる君へ 〜」の話から。
この曲、最後の方にギターソロを入れてあります。(4:04〜4:31)
このようなソロを録る際、僕はまず大まかな起承転結を考えます。
最初は高音から入って、そこから8小節は大きくリズムをとる感じのフレーズ、なんて感じです。
で何度か実際に弾いてみて、本番となるわけです…
が、しかし!
何故かいつも本番の録音ボタンを押した途端、全然違うフレーズを弾き始めちゃうんですよ。
今回も、ゆったりとした大きなラインを描く感じで雰囲気重視のソロを…と思って録音ボタンを押した途端、全然違う ハードロッカーのスイッチ が入ってしまい、この有り様さあ!!
というわけで、今のところ曲にはほとんど現われてませんが(今後もまず、ありませんが)ミツカワの奥底にはロケンローなパッションがシェケナベービーな訳なんですな。
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さて今年。アルバム制作と同時に、どういう形式になるかわかりませんがライブをやろうと考えています。
しかしここで『自分が出したい音』と『頭に浮かぶライブのイメージ』が 根本的な部分でズレてしまっている んですよ…。
ロケンローなミツカワのイメージするライブのスタイルとは?
・あまり人数が多いバンドは好きじゃない。多くても6人が限度。
理由 → ロックじゃないから。
・ブラスやストリングスの音は大好きだが、
ライブで生のブラス隊やストリングスがいるのは好きじゃない。
理由 → ロックじゃないから。
・打ち込みの音は大好きだが、それが垂れ流しなのは好きじゃない。
理由 → ロックじゃないから。
ここに理屈なんてありません。あるのはただロケンロー です。
と、この3点を頭に入れた上で、ここ最近の曲を聴いていただくと、つまるところ
→ どないせいっちゅうねん!!←
特にこんなのやりようが無さ過ぎて、むしろ清々しいわ…↓
とはいえ、今の段階でライブを見越した音作りをするのも本末転倒。
とりあえずしばらくは頭に浮かんだ音を、そのまま形にすることを優先しますが、いつか(しかもそう遠くない、いつか)必ず壁にぶち当たるわけで、なんとも悩ましい限りです。
まぁいざとなったら、開き直って
・ステージ上に30人ぐらいいて
・もちろんブラス隊もストリングス隊もいて
・でも聴こえてくるのは打ち込みの音ばかり
みたいなことするかもしれませんが…。
これがロックだよな!とか言いながら…。
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というわけで現在、悩みつつも次の新曲demoを製作中です。
久しぶりに勢いのある曲で作っていて、とても楽しいのです …が、
また、バンド演奏には向かないものになりそうです…。
んじゃ、また。